会計士、週内にも逮捕(日本経済新聞2010/02/09)
公認会計士の職業倫理
会計士、週内にも逮捕
GWGの買収仲介脱税容疑
韓国から引き渡し
人材派遣大手、旧グッドウィル・グループ(GWG)の会社買収に絡む脱税事件で、韓国で身柄を拘束された投資会社元社長の公認会計士、中村(旧姓・中沢)秀夫容疑者(52)=法人税法違反(脱税)容疑で逮捕状=が、韓国からの身柄引き渡しにより、週内にも帰国する見通しであることが8日、関係者の話で分かった。東京地検特捜部は、帰国し次第、逮捕する方針。
関係者によると、中村会計士は特捜部による任意聴取後の昨年7月に出国。香港経由で韓国に入ったとされ、特捜部は同月逮捕状を取った。韓国当局は同12月、同国中部の都市で中村会計士を拘束。日本からの身柄引き渡し請求について、ソウル高裁が審査し、1月に引き渡しを認める決定をしたという。
逮捕状などによると、中村会計士はGWGによる会社買収の仲介で得た利益の一部を収入から除外するなどし、社長を務めていた投資会社「コリンシアンパートナーズ」(東京・港)の2008年4月期の所得約55億9千万円を隠し、法人税約16億7千万円を免れた疑い。同事件では、昨年11~12月にコ社の元役員、鬼頭和孝被告(35)が法人税法違反(脱税)と所得税法違反(同)の罪で起訴されている。
GWGの開示資料などによると、GWGは06年10月、コリンシアン社が設立した投資ファンドに約880億円を出資。ファンドは人材サービス会社「クリスタル」の創業者から発行済みの同社株の約90%を約500億円で買い取り、GWGはうち約67%を間接的に取得してクリスタルを子会社化した。
2010年02月09日