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過去の財務諸表修正に基準(日本経済新聞2009/12/05)

会計基準関係

会計基準委が正式発表
 日本の会計基準を作る企業会計基準委員会(ASBJ)は4日都内で記者会見を開き、企業が会計方針や表示方法を変更した場合に過去にさかのぼって財務諸表を修正する新基準を正式発表した。投資家が過去の業績を比較しやすくするように、当期と前期の最低2期分の修正値を財務諸表で開示することを義務付ける。2012年3月期から適用する。
 具体的には在庫の評価方法や損益計算書の表示項目を変えた場合に、前の期の数字も新方針に合わせて開示させる。
 この日の会見では、アジアやオセアニアなど21カ国・地域の会計基準設定機関が集まって11月に発足した「アジア・オセアニア基準設定主体グループ(AOSSG)」について、10年秋に東京で全体会議を開くことも明らかにした。
 各国の円滑な国際会計基準の適用を目的に金融商品や収益認識、リース取引など個別の会計基準について協議する。
 西川郁生ASBJ委員長は、「日本が主導権を握り、アジアの共通意見をまとめたい」と語った。

2009年12月05日