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カネボウ粉飾事件・3会計士が起訴事実認める(日経新聞2006/03/30)

公認会計士の職業倫理

 カネボウの粉飾決算事件で、不正経理が行われた2003年3月期まで2年間の同社連結決算の会計監査を担当し、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)罪に問われた元中央青山監査法人代表社員、佐藤邦昭被告(63)ら公認会計士3人の初公判が30日、東京地裁(毛利晴光裁判長)であった。同被告らは「間違いありません」などと全員、起訴事実を全面的に認めた。

 同罪に問われた会計士、徳見清一郎(58)、同、神田和俊(56)の両被告は「誠に申し訳ありませんでした」などと謝罪も述べた。検察側は冒頭陳述で、佐藤被告らが同社経営陣による粉飾工作を認識したうえで虚偽の有価証券報告書に「適正意見」を付けたことなどを詳述した。

 検察側冒陳によると、佐藤被告らはカネボウ元社長、帆足隆(70)、元副社長、宮原卓(64)の両被告=いずれも27日に有罪判決=らと共謀し、03年3月期まで2年間の同社連結決算がそれぞれ約800億円の債務超過だったのに、資産超過などと偽った有価証券報告書を作成し、関東財務局に提出した。

<ソース>

2006年03月30日