解説 金融商品会計の見直しに関する論点の整理(2009/08)
JICPAジャーナル
解説 金融商品会計の見直しに関する論点の整理
国際会計基準審議会では金融商品会計に関する長期プロジェクトを現行基準の置き換え、負債と資本の区分、認識の中止の3つに分けて扱っている。このうち現行基準の置き換えのプロジェクトに対応して我が国の会計基準の見直しに関し議論の整理を行うのが本論点整理の目的である。
本論点整理は金融商品会計の範囲、金融商品の測定、ヘッジ会計の3つのの論点について、現行基準についてコンバージェンスが必要と考えられるもの、現行基準の見直しの複数の可能性を示したもの、すでにコンバージェンスが達成されているもの、に分類整理している。
金融危機への早急な対応策として迅速に基準の簡素化を図る中間的なアプローチの可能性についても議論がなされるなど新たな動きが出ている。
2009年08月31日