【特集】今３月期決算の実務ポイント（会計編）繰延税金資産の回収可能性等に係る留意事項（2006/04）
ＪＩＣＰＡジャーナル
繰延税金資産の回収可能性等に係る留意事項の中で、特に、収益力に基づく繰延税金資産の回収可能性の判断に係る会社区分の見直しの要否について、減損会計基準適用初年度のみ特例があることに留意が必要である。すなはち、減損損失を計上した結果、タイプ２に分類される場合でも、減損損失を除くとタイプ１と判定でき、かつ、減損損失が平均的年間課税所得水準の範囲内である場合には、タイプ１と判定することができる。また、減損損失を除くとタイプ２と判定でき、かつ、減損損失が平均的年間課税所得水準の範囲内である場合には、タイプ２と判定することができる。
2006年04月01日