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**【座談会】「監査に関する品質管理・実務指針の適用面における課題」をめぐって(2006/06/011)

JICPAジャーナル

 監査に関する品質管理基準に関する実務指針として、2つの委員会報告が公表された。品質管理基準は、監査事務所における品質管理と個々の監査業務における品質管理を一つの基準として取りまとめているが、品質管理のシステムの構成等の区分に従って、監査事務所と監査責任者のそれぞれが遵守すべき規定の内容が定められており、これに対応する形で、品質管理基準委員会報告書第1号は監査事務所における品質管理を取り扱い、監査基準委員会報告書第32号は監査業務における品質管理を取り扱っている。
 廃止となる旧12号報告書と比べより詳細かつ具体的なものとなっており、品質管理のシステムの構成等に対応し、
(1)品質管理に関する責任
(2)職業倫理及び独立性
(3)監査契約の新規の締結及び更新
(4)監査実施者の採用、教育・訓練、評価及び選任
(5)業務の実施
(6)品質管理のシステムの監視
(7)監査事務所間の引き継ぎ
(8)共同監査
について実務指針を示している。したがって、各監査事務所においても、既存の品質管理のシステムを品質管理基準及び新実務指針に準拠し、より詳細かつ具体的な方針及び手続きとして改訂する必要がある。

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2006年06月01日