みすず会計士ら移籍先（日経新聞2007/05/08）
中央青山：一時監査人
４割超、新日本へ
「３月期決算」区切りに
みすず監査法人は七日、所属する会計士ら二千四百人の移籍先の内訳を公表した。新日本監査法人に四四％が移る。みすずは昨年夏に一部業務停止処分を受けたことや日興コーディアルグループの不正会計問題の発覚などで顧客離れが進み、自主的に監査業務と人員を他法人へ移す方針を示していた。
みすずに所属する公認会計士、職員は三月期決算の監査業務が終わる七月をめどに移籍する。東京地区の大半（千六十人）は新日本に移籍。大阪、福岡地区を中心に約四百人がトーマツに、あずさは名古屋地区を中心に二百八十人を受け入れる。みすずの京都事務所が独立して設立した「京都監査法人」が百八十人を抱えるほか、あらた、太陽ＡＳＧにそれぞれ六十人が移る。三百六十人はその他の会計事務所や他業界に移る。
人員の移籍に伴い顧客企業も同時に監査法人を変更するとみられ、新日本は大手法人の中でも規模の面で頭一つ抜け出す格好になりそうだ。
2007年05月08日