米企業も国際会計基準、SEC、適用を検討(日経金融新聞2007/07/31)
会計基準関係
米証券取引委員会(SEC)は米企業にも国際会計基準を認めるかどうかについて、一般から意見を募ることを全会一致で決めた。六月には米国で上場する外国企業に対し、国際会計基準だけを使った会計報告の受け入れを提案したばかり。専門家はSEC提案を、基準統一への第一歩だとして評価している。
現行規則では、米企業が提出する決算書類は国内の一般会計原則に沿って処理する必要がある。国際会計基準を使う外国企業についてはSECが六月、米国会計基準との違いを説明して提出する今までの義務をなくし、国際会計基準への一本化を提案した。
SECは国際会計基準理事会(IASB)と会計基準のすりあわせに向けて話し合いを続けている。四月には欧州で使われている国際基準を米企業にも認めるかどうかを検討する意向を示していた。
2007年07月31日