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NAND型が続落(日経新聞2008/01/19)

その他

フラッシュメモリー
NAND型が続落
12月大口
年末向け需要一服

 携帯音楽プレーヤーなどに使うNAND型フラッシュメモリーの大口取引価格が続落した。二〇〇七年十二月契約分は前月比二〇%強の下げで決着し、下落率は前月(一〇%強)に比べ拡大した。年末商戦向けの需要が一段落し、需給が再び緩和したことが影響した。
 低コストで生産可能な「多値(たち)品」と呼ばれる主力品種のうち、最も需要が多い容量8ギガ(ギガは十億)ビット品は一個当たり三・〇―六・〇ドル前後と中心値で前月比約一・三ドル(二一・七%)下落。16ギガビット品は六・〇―一二・〇ドル前後と同二・五ドル(同)値下がりした。
 年末商戦向けの調達が一服し、不需要期入りしたことが最大の要因。一方で韓国サムスン電子や東芝など半導体各社は増産体制を継続しており、需給が悪化した。
 一部メーカーが安値販売に走ったことや、スポット価格が軟化していることも価格下落に拍車をかけた。
 一月についても「需給バランスは崩れており、もう一段の下落もある」(半導体大手)との声も出ている。
 ただ、〇七年の年間下落率は約三六%と、〇六年の約七〇%から大幅に縮小した。最大需要家の米アップルが昨年九月に発売した新型のiPod向けの調達を増やしたことが大きい。携帯電話向け需要の拡大なども寄与した。

2008年01月19日