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会計士の「卵」、就職浪人900人(日本経済新聞2010/01/26)

公認会計士の職業倫理

会計士の「卵」、就職浪人900人
不況で採用減少
 公認会計士の「卵」の就職浪人が増えている。日本公認会計士協会によると、2009年の公認会計士試験合格者のうち、3分の1近い700人弱が今も就職先を確保できておらず、08年組と合わせると就職先が見つからない合格者は約900人にのぼる。不況の影響で監査法人や企業が採用を絞り込んでおり、不況に強いとされた職種も就職の門は狭まっている。
 現在の公認会計士制度は、試験に合格しても監査法人や企業の経理・財務部門などで2年間の実務経験を積み、実務補習を終了しなければ、資格を得られない仕組みだ。
 昨年の試験合格者は2229人。このうち四大監査法人に就職が決まったのは1087人で、合格者に占める割合は49%と、08年から10ポイント低下した。企業からの監査報酬引き下げ圧力が強まっているうえ、内部統制報告制度の導入が一巡したことなどが採用減少の背景にあるようだ。

2010年01月26日