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カネボウ粉飾、会計士立件へ詰め(日経新聞2005/09/11)

公認会計士の職業倫理

 カネボウの粉飾決算事件で、同社の監査を担当した中央青山監査法人(東京)の公認会計士が粉飾に関与していた疑いのあることが10日、分かった。債務超過だった2002年3月期から2期の財務状況が健全であるかのように装った連結決算書の作成を承認したという。東京地検特捜部は、担当会計士の証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑での立件に向け、詰めの捜査を進めているもようです。
 逮捕されるんですかね。そのときは担当会計士の名前が出るんでしょうね。んっ、このときの会計士法って監査法人の社員全員が責任をとるのかな。

 老舗企業の粉飾決算は、大手監査法人の所属会計士の刑事責任が問われる異例の事態に発展する見通しとなった。
 同事件では元社長、帆足隆(69)、元副社長、宮原卓(63)の両被告が逮捕、同法違反罪で起訴された。両被告は2002年、2003年3月期連結決算で、負債を抱えた会社を連結対象から外すなど、各800億円超を粉飾した虚偽の有価証券報告書を提出したとされる。
 関係者によると、両期の決算前に、帆足被告らは会計士と複数回面会し、債務超過を回避する方針を伝達。会計士はこの方針に沿い、黒字額を圧縮する微調整をしただけで、資産超過に装ったウソの決算書の作成に協力。最終的には虚偽の認識を持ちながら、「適正意見」を出したという。
 特捜部と証券取引等監視委員会は7月、関連先として中央青山監査法人を家宅捜索、会計士らの事情聴取を続けてきた。

2005年09月11日